Front Swing Arm
フロントスイングアームには、TESI 2Dのアルミニウムに代わりクロームモリブデンパイプを採用。複数の太さのパイプを複雑なトラス形状に組み合わせ、緻密に剛性をコントロール。高価で加工の難しい素材ではありますが、「最良」を追求するビモータには当然の選択でした。
フロントブレーキは、4ピストン4パッドラディアルマウントキャリパーとΦ320mmセミフローティングダブルディスク。軽量な車体、安定したマシンの挙動と合わせ、強力かつコントローラブルなブレーキングを可能にします。
Main Frame
メインフレームには、完全新設計のΩ(オメガ)型削り出しアルミニウムプレートを採用。最小限の重量と高い剛性、何よりも特別なマシンであることを主張しています。
Rear Swing Arm
リアスイングアームは、クロームモリブデンパイプに削り出しアルミ二ウム・アクスルプレートを組み合わせた、コンポジット(複合素材)スイングアーム。古くは1980年初頭、HB2のメインフレームに用いられた手法で、異なる素材を組み合わせ、必要な部分に必要な強度を与える極めて論理的な製法です。DB5 MILLEで初めてスイングアームに応用され、その操安性は高い評価を得ました。
Front Suspension
フロントサスペンションはエンジン右下に配置された、コンパクトなエクストリームテック製モノショック。通常のサスペンションとは逆の動きをする「プルロッドタイプ」とし、フルアジャスタブル機能と共に優れた路面追従性を実現。